Project Yummyが、人工知能とブラインドテイスティングによる日本酒の味覚判定サービス「YUMMY SAKE」の提供を開始しました。

10種類、少量ずつの日本酒を、銘柄や解説を伏せて味わい、専用のWEBサイトで5段階評価を入力するだけで、その人の舌のタイプを判定。味覚のタイプは、「キュンキュン」「シャラシャラ」など、オノマトペ(擬音語)で表現できる12のカテゴリーに分類され、難しい用語や専門的なルールを知らなくても誰でも直感的に日本酒を選べるようになります。

5日間限定で開催したイベントでは、予約チケットが完売し、キャンセル待ちがでるほど盛況でしたが、6月15日からは未来日本酒店のDAIKANYAMAとKICHIJOJIにて同サービスを展開。また、日本各地の蔵元と提携し、判定結果に合わせた12種類のオリジナル日本酒「オノマトペ酒」も同店にて販売します。

国税庁が発表した「清酒製造業の概況(平成28年度調査分)」によると、日本には1400以上の酒蔵があるものの、広く流通している日本酒は限られており、農林水産省が発表した「日本酒をめぐる状況(平成29年10月)」によると、日本酒の国内出荷量は、ピーク時には170万㎘を超えていましたが、近年は60万㎘を割り込む水準まで減少しています。
日本酒全体の国内出荷量が減少傾向で推移する一方、特定名称酒(吟醸酒、純米酒等)の出荷量は増加傾向で推移していることから、生活者の志向が量から質へと変化し、味を想像できる認知度の高い日本酒の需要が高くなってきていると捉えることができます。
こうした環境の中、生活者は限られた銘柄を、限られた情報の中から日本酒を選ぶ必要があります。

同サービスは、情報に惑わされず、自分の味覚に合った、「本当においしい」と思えるものを提供するために生まれ、今後、導入店舗を拡大し、まずは日本酒をきっかけに「本当においしい」を追求していくそうです。

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